解決事例

仕事ができなくなり精神的にも追い詰められ・・・

お名前
竹田様(仮名)
市区町村
山鹿市
滞納状況
6か月
種別・築年数
マンション・築15年
金融機関
住宅金融支援機構

交通事故が原因で住宅ローンを滞納し当社へ相談

・交通事故で働けなくなり収入が途絶える
竹田様は、2年前道路横断中に交通事故に遭い、恐怖心から外出ができなくなり、勤めていた金融機関も退職してしてしまいました。
事故から1年半は補償がありましたが、その後は3級障害年金と、身内からの援助で生活している状況で、住宅ローンの返済ができなくなりました。
すでに離婚した元夫は県外に住んでおり、住宅ローンの返済義務がありますが、生活保護を受けている状態ですので返済能力はありません。
こうして滞納6か月の期限が来てしまいました。

・任意売却を当社に相談
当初借入2100万、残った債務は1700万、当社の査定額は900万です。
住み続けたいという希望ですが、住宅ローン7万円が払えていない状態では今後の家賃負担が難しく、リースバックは厳しいと思われます。

とにかく任意売却へ 購入して貸してくれる協力者をあたることに

・竹田様と元夫双方の任意売却を申出
すでに滞納6回となっておりましたので、竹田様から債権者に任意売却を申し出ました。
共有者である元夫は県外に居住中の為、書類をいただくまでに1か月弱かかりましたが、以前から懇意にしていただいている債権者でしたので、スムーズに進めることができました。

・販売価格を決定し、債権者・竹田様・元夫の当事者に状況報告を緊密に行いました
債権者は当初880万円売り出しで指示がありましたが、弊社より建物の状態が非常に悪いことを客観的に報告し、720万円での売出開始となりました。
しかしながら、案内を続けても買い手は見つからず、債権者に対しても詳細な報告を行いながら進めていたところ、650万まで価格が下がりましたので、この段階になりリースバックの可能性が出てきました。

・身内の協力者を探すことに
マンションの場合、管理費・積立金の負担を所有者が負いますので、その分家賃が高くなります。そこで投資家以外で、購入して貸してくれる身内の協力者を当あたることにしました。もし身内の協力者がいない場合に備えて、当社にて買取・賃貸後、娘さんへの買戻しプランも用意しました。

身内が購入することに

・母親が購入を申し出てくれました
販売開始から4か月が経過した頃、お母様から購入希望がありました。うつ病で感情のコントロールができない娘と疎遠になっており、心配していたとのことです。
債務者救済は債権者としては歓迎するものではありません。しかしながら、一般客の案内も積極的に行った中で買い手がつかなかったことや、債権者の了解を得た価格での売却であることから、身内であることはあえて表に出さず売買を進めることにしました。

・市の差押解除交渉も同時進行しました
竹田様も元夫も共に病気の為働くことができないという理由で、売却代金の一部40万を納付し、残りの40万については減免申請を行うことができました。

・元夫も契約に同意
離婚した夫には、県外から来ていただく為、当社にて費用を捻出し、当社まで来ていただくことができました。これまで何度も電話に出られませんでしたので、娘さんから連絡してもらい、来社の約束を取り付けることができました。

担当者からの一言

竹田様とは、4か月ほど報告や相談をして任意売却を進めてきました。
自宅をネット上で広告することに拒否感がありましたが、広く一般客への案内をしなければ任意売却ができないことを理解してもらえるよう、何度も話し合いました。
売却後は、不動産取得税の減税手続きや確定申告の相談などで来社される機会がありましたが、以前より笑顔も見られるようになり、私たちも安心しております。

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