解決事例

病気で働けなくなり 自宅が競売に

お名前
工藤様(仮名)
市区町村
合志市
滞納状況
6か月滞納後競売へ
種別・築年数
一戸建て・築8年

病気で働けなくなり 自宅が競売に

工藤さんは、幼稚園から高校生まで子供4人のシングルマザー。
昼は病院の清掃、夜は飲食店で働いていましたが、体調を崩して働けなくなり、その間長女がアルバイトで家計を助けてきました。
しかし、生活は苦しくなる一方で、住宅ローンの返済ができず、ついに競売になりました。

不動産会社の営業マンが立て続けに訪問

工藤様のもとには、裁判所で情報を得た複数の業社が訪問営業にやって来ました。
しかし、どの業者も工藤様にとっては調子のいい話ばかりで、根拠や裏付けのない安易な受け答えに、いまひとつ信頼がおけず、どうしたらいいものかと迷っている間に時間だけが過ぎていきました。
その後、工藤様が当社に相談されたときには、入札が1ヶ月後に迫っていました。

競売取下申込期限を過ぎていたが 任意売却を受付

入札が迫っていた工藤様は、一刻も早く任意売却の意思表示をしなければなりません。
そこで、相談にいらっしゃってすぐに債権者に電話をしたところ、当社と取引をしている担当者の方でしたので、何とか間に合わせていただき、価格が合えばという条件で、競売を取り下げて任意売却する同意をいただきました。

本当はこのまま住み続けたい・・・「リースバック」で解決

当初、高額な引越代を要求していた工藤様は、お話を伺っていると、本当は「家を失いたくない・ 住み続けたい」という希望であることがわかりました。
そこで、家を投資家に売却し、そのまま賃借する「リースバック」の方法を提案しました。
ただ、工藤様はひとり親家庭のため、家賃は5万円までしか払えないとおっしゃいます。
そこで、家賃利回りが悪くても、築浅で物件価値を重視される投資家を、当社顧客の中から探しました。
最終的に、買受価格800万・家賃5万円で協力していただける投資家を確保し、入札前日に取引を行ないました。

担当者からの一言

工藤様は毎回、高校生の長女様と一緒に相談にいらっしゃいました。これまで当社が対応してきたお客様は、競売であることを子供に知られたくないという方が多かったので、驚きであると同時に、当社からの説明を真剣に聞き、母親の相談に乗っていらっしゃるのが、とても心強く感じました。
アルバイトで家計を助けてこられたそうですが、それ以上に精神的にも工藤様を支えておられました。
そのようなご家族が、無事にこの家に住み続けられるお手伝いができたことを、大変うれしく思います。

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