解決事例

経営している飲食店の支払が困難になりました

お名前
中田様 (仮名)
市区町村
熊本市中央区
滞納状況
6か月滞納後個人再生へ
種別・築年数
店舗付住宅・築10年
金融機関
地元銀行・保証会社・公的債権者2社

経営している飲食店の支払が困難になり 弁護士に相談

中田様は予ねて購入していた土地に店舗付住宅を建て、飲食店を経営されています。

店の雰囲気と料理が評判で口コミでお客様は増え、売上は順調でしたが、建物代金4500万円の借入金に対する月々の返済25万円が負担になり、延滞をするようになりました。

支払困難な中で、何とか頑張って自宅と店舗を残したいと考え、思い切って弁護士に相談することにしました。

弁護士の提案は、家をリースバック物件として任意売却し、同時に個人再生して債務を圧縮するというものです。

任意売却して このまま営業・居住を続けるリースバック方式を提案

現実的にどのくらいの価格での売買が可能であるのか、当社に相談がありました。

当社が出した売却可能価格は、飲食店舗のため一般住宅より安くなり2000万円と想定し、債権者に納得して頂くための根拠を、価格査定書に記載して提出しました。

その場合の中田様の家賃については、店舗と住宅合わせて15万円になることもお伝えしました。

これまでの支払いが25万円なので10万円安くなり、固定資産税や火災保険もなくなります。

価格交渉が成功し 店舗付住宅に住み続けることができた

幸い、懇意にしている不動産業者S社が購入をするとのことで、当社は2000万円の買付証を頂き、これをもとに弁護士が債権者交渉を開始しました。

債権者4社への配分は、残債額の44%程度と回収額が少ないため、それぞれが難色を示していましたが、メインの地元銀行がいち早く応諾の方針を出したので、他の債権者もこの金額で応じざるを得ないとの方向へと変化しました。

その間、交渉期間が1年を超え長期化したことで、S社が購入を取り下げるというハプニングが起きましたが、最終的に当社の関係会社が買い取ることで債権者の了解を頂き、無事決済することができました。

担当者からの一言

本件は飲食店舗で、一般住宅と比べ流通性がないということから、価格を安くできました。
弁護士の先生が債権者と粘り強く交渉に当たられたことが大きかったと思います。

その結果、中田様が支払う家賃は希望額以下の15万円に収まりました。

中田様におかれましては、できるだけ早く息子様名義で買い戻していただきますよう、融資付けの努力をしていきたいと思っております。

ポイント

流通性の少ない店舗でもリースバックが可能です。まずは、早めにご相談ください。

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