解決事例
リースバックで住み続けていますが 息子に買戻しさせたいです
- お名前
- 木下様(仮名)
- 市区町村
- 上益城郡益城町
- 種別・築年数
- 一戸建て・築15年
- 金融機関
- 地元銀行
自宅を任意売却しリースバックで住み続けていますが 来年から家賃が値上がりします
木下様は、4年前に自宅を任意売却し、リースバックという形で住み続けてきました。当時、住宅ローンの支払が困難になったのは、ご主人の自営業の資金繰りが出来なくなったことが原因でした。
~これより4年前の任意売却のことを簡単に説明します~
木下様は何とか自宅を残したいと考え、インターネットを使い、任意売却の手法としてリースバックがあることを知りました。しかし、どこに依頼すればよいかわからず、最終的に東京のA社にたどり着き、リースバックを進めてもらうことになりました。
しかし安心したのも束の間で、A社から、リースバックに協力してくれる人を自分で探すようにと言われました。A社が取引している投資家は、高い家賃収入が前提で熊本の戸建は購入しないのが大部分とのことでした。
そこで木下様は、勤務先の上司に相談し、幸いにも協力してくれることになり、ひとまず任意売却できました。このときの売却価格は770万円・家賃は6万円で、5年経過後からは7万円に値上がりするという契約でした。
これで住み続けることができたものの、残債務の整理はできておらず、現在も追及が続いていることが常に悩みです。
リースバック中の家を息子に買戻しさせたいが 自分では交渉しづらいです
4年が経過し、このあとは家賃が値上がりしてしまうので、木下様は買戻しの準備をしたいというお考えでした。
そこで、銀行に相談に行ったところ、親族間での売買になるので、受け付けられないと言われました。
しかし、4年前の経験から、再度A社には依頼したくないとのことで、まずは相談だけさせてもらえないかというメールがありました。
その後、何度か面談させていただいたところ、木下様が一番気にされていることは、所有者である会社の上司にお金の話をしてよいものか、ということでした。
また、息子でローンを組むことが確実でないと、上司に話をすることもできず、どっちつかずの状態をどうにかしたいので、当社に入ってもらいたいとの依頼がありました。
無事に住宅ローンを組み 月々の支払いは家賃の半分になりました
月々の支払いは申し分なくなりましたが、いまだに残債の督促が厳しく、木下様にとっては悩みの種でありましたので、当社としては何らかの債務整理をされるよう提案しました。
木下様の場合は、自己破産という選択に至りましたので、弁護士を紹介し、このたび手続きを終了しました。今後、残債務の追及はなくなります。
担当者からの一言
住宅ローン滞納についての相談先をインターネットで探す場合、熊本限定で探しても広告には東京などの専門業者が表示されます。大きなネットワークで、大都市と同じように熊本でも営業を行っているように見えますが、実際は、地方の不動産を東京で販売活動することになります。
今回の木下様の場合は、自ら買主を探すという大変な役割をされた上に、任意売却だけで終わったために、残債務や税金の問題など、将来起こりうる問題は全く予想されていませんでした。
ポイント
お客様の事情や、借入している金融機関にもよりますが、任意売却後は様々な問題がおこる場合がありますので、やはり熊本の信用ある専門業者に相談されることをお勧めします。